やまなみ工房とは20年以上の付き合いだが、最近は映画「地蔵とリビドー」の全国での上映やメンバーの作品がMOMAに数点購入とその勢いには本当にびっくり。≪近所で外を歩いているとやまなみのやつだと石を投げられ泣いて帰ってきた》という山下施設長に聞いた30年前のエピソードが現在とのギャップを物語る。
いつ行っても丁寧なホスピタリティに溢れ、メンバーの作品のクオリティも高く、訪れる度に新しいアーティストが生まれている不思議。この発想、この構成力、集中力、ため息が出てくる。どんなふうに関わり、声掛けしたらこんな作品が生まれてくるのだろう・・・。アールブリュット、アウトサイダーアート、福祉かアートかとか言ってカテゴライズしている場合じゃなく、間違いなくこれからのアートを考える貴重な場所だ。(N.H.)
訪れる度に驚きや発見があります。 例えば、「一見黙々と表現活動をしているようだけど、チラチラと私たちを気にしてる作家さんも多いんだなあ」とか。
こんな方もいました。私たちがいつ自分の作品を見に来るのかウロウロとチェック。そして、私たちが彼のアトリエに入る直前に、描き込んでるポーズを見事に整えるというww。
とってもキュートでしょ。 「評価を気にしない」「誰かと比較しない」からこそ障害のある作家は純粋だとかピュアだとか言われがちです。以前は私もそう思い込んでいました。それは、マイノリティを評価したいという、マジョリティの陥りがちな見せかけの美学なのかも知れません。 障害のある作家さん達も十人十色。色々なキャラクターの方がいるのです。(C.A.)
障害のある作家さんのアート活動について、よく「生きることそのもの」だと言われ、なんとなくわかった気になっていたのですが、やまなみ工房に来て初めてその言葉を実感しました。
内的な何かを発信しようとしているエネルギーにただただ圧倒されるのみ…ここで自由に創作活動している人は本当に幸せなんだろうな…滋賀の田舎(大変失礼!)にあっても遠く神戸からも通っている人がいるのもわかります。(T.Y.)
社会福祉法人 やまなみ会「やまなみ工房」
互いの違いを知る事。
それぞれの価値観を大切にする事。
描きたいように描いてみよう。
つくりたいようにつくってみよう。
君は君らしく生きてみよう。
あるがままの自分が認められ存在できる場所で、自由に自分の可能性に向かう事が出来ればどんなに嬉しい事でしょう。 自分らしく過ごす日常の中で生まれた僕の色、私のカタチ。 やまなみ工房は、様々な表現から感じる個々の本質を大切に、感性とは何か、豊かさとは何かを考え、それぞれの可能性、そしてHAPPYが無限に広がる事を目指します。
〒502-3321 滋賀県甲賀市甲南町葛木872
TEL.0748-86-0334